DS:ノーラと刻の工房 霧の森の魔女
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- 出版社/メーカー: アトラス
- 発売日: 2011/07/21
- メディア: Video Game
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開発はアトラス、販売元は株式会社インデックス(アトラス)より発売されたニンテンドーDSタイトル。ジャンルは『新生マイスターRPG』、CEROはA(全年齢対象)となっています。
本作は初代アトリエシリーズの古池真一さん世界樹の迷宮シリーズの小森成雄さんのタッグによるオリジナル作品でキャラクターデザインには同じく世界樹から日向悠二さんが担当されています。自身、ドット絵の温かい雰囲気が出ている作品に目が無く。一目ぼれのような感覚で発売日までウキウキと楽しんでいた口なのでそのつもりで見ていただけるとありがたいです。
さて、内容に移りましょうか。
まずはオープニングですね。某メーカーを思わせる竹達さんのアトラスコールからのムービーです。各キャラの立ち絵と曲が流れ、雰囲気充分です。
本作がドット絵の温かみ、日向さんの絵柄、女性に向けてのプロモーションなどありどのような客層に向けて作られているのが分かります。うん*1
そういうこともあってか操作周りにややこしい部分は感じられませんでした。
タッチパネルを使う機会はほとんどなく十字キー、4ボタン*2、LRボタンで操作。一部では操作ガイドも表示されますが覚えなければならないほど多くはないです。RPGを少しでも触ったことのある方なら十分遊べると思います。
ゲームシステムは採取→創作→採取→…というサイクルで進んでいき、街の酒場などでいくつかの依頼を受けてプレイヤーは素材からモノを作っていきます。簡単に言うとクエスト形式ですが依頼に縛られることなくプレイヤーはある程度自由に行動できます。モノを作る上で知識のないものは本によって得て、プレイヤーの創作範囲を広げていきます。
採取はただ山や森に行けばいいわけではありません。採取先にはモンスターも姿を見せ、プレイヤーに襲いかかってきます。装備や道具を整えておかないとかなーり痛い目を見ます。痛い目に合わないための創作ですが本作は“刻”を操る要素が加わっています。草木が芽を出し、花を咲かせ、散ってゆく。そんな時の流れを操って創作活動に活かすというまるで魔女・・・いや、魔法使いみたいなプレイができます。腕が上がれば時間をさかのぼることも可能かもしれません
さきほど戦闘について少しお話しましたが戦闘参加は3人で挑みます。本当に一戦一戦全力で戦わなくてはいけないシビアさを持っていて、ボス級の敵になるとあっさり3ケタのダメージを受けることもあり、この点はゲームに慣れている方でも唸るような内容になっているのではないかと思います。戦闘は難しいですが救済措置?として全滅しても失うものがないのはうれしい点。
まぁそんな生活を3年繰り広げると終了です。マルチエンディングのためその3年間でプレイヤーがどう過ごすかでエンディングは変わってきます。登場キャラクターも個性ある面々で楽しく、仲間キャラクターがしゃべるしゃべる!*3あまりにもしゃべるのでなかなか進めない時期も来たくらいです
ゲームクリアを迎えて・・・
一言でいうと「遊び足りない!」と思えた。早く引き継ぎプレイをしたいという衝動にかられたのは久しぶり。採取、戦闘、創作、導刻で日が経過するのであっというまに1年、2年と経過していったからかな?マルチエンディングのため「まだまだ隠された何かがあるぞ。」という探究心をくすぐられる仕様もすばらしいなぁと感じた。仲間キャラに交友度があって交友度に応じてイベントや絵が出て、クリア後のギャラリーモードでその絵や音楽などが聴けるようになってるのも素敵だ。気になった点で言うと
- 戦闘時のダメージ数値の表記がやや小さすぎたかな?(3DSでプレイ時)と思った。iLLは画面大きくて問題ありませんでした。
- メインのアイテムページでのモノの検索、せめて50音順に並べ替えなどソートメニューがあればさらに快適だったかも
ですね。
で3DSのスライドパッドでの操作は快適でした。プレイ時間はRPGとしては少々少ないかもしれませんが周回プレイをすればそれ以上になるに違いありません。うん
では、最後に作品に関わったすべての方々に感謝を込め、締めたいと思います。ありがとうございます
追記:しかしRPGだけれどホント少しずつプレイしていくスタイルが印象的だった。オリジナルだけどしっかりした世界観、システムで良かった。このレビューをそのままテキストレビュー部門に投稿しようか…
公式ページはこちらから→ノーラと刻の工房 霧の森の魔女